ぼくのなまえは ぼくのからだは
ここにはないとしる

おわりがさだめられたシナリオならみなれた
よくきくせりふをくちにする
このみにあたえられたやくわりは
あのいすのぬしのかわりに
ことばをかわすだけ

ぼくにとってだれになって
なにをおもうかなんてさまつなもんだい
どうしたってえんじるすべて
せかいはきゃくほんのはなし

だれかのつくるだれかのゆめをひろって
えんじやどすこころ
かんじょうのないよりだいのりそうまで
しんくろくるいないように
それでもきみがみつけてくれたら
このままぼくをみうしなっても

ひとつふたつじぶんをすてることにもなれた
あしたはどのふくをきてゆこう
たとえばこのせかいのしろくろがいれかわる
そのひがぼくのさいごになるんだろうな

なりかわっていまになっちゃ
ぼくじしんがふかくていすぎるそんざい
きみはそれでもどうして
いまもしんじてくれるのだろう

さいてきなこえでさいてきかいのことばをはいた
うそいつわりのしょざい
しんぞういがいぼくのものじゃなくても
えんじるくるいないように
どこかでなんかきこえたきがする
このままぼくをみうしなっても

ああそうか
きっとぼくがどうであれ
ずっときみがいるからなんだな

きみがいるからなんだ

きみがわらうから